CPA + MBA in Chicago

純ドメ会計士がChicago Booth Class of 2021で感じたことを記録するブログ

ビジネススクールの「雰囲気」をどう比較するか

今回は、海外MBAの受験準備をされている方向けに、私が受験生時代、どのような切り口でビジネススクールの比較をしていたのか、について書いてみます。

 

 

「雰囲気」の大切さ

ビジネススクールを比較するにあたって、個人的に一番大切にしていた、かつ一番比較がしにくかったものが、「雰囲気」です。1年、ないし2年間通うことになる学校です。そこで広がった交友関係は一生続くかもしれません。できることなら、(すごく捉えどころのない表現で恐縮ですが)雰囲気の良いビジネススクール、自分の性格や趣味趣向と雰囲気がマッチしたビジネススクールに通いたいなあと思っていました。


「雰囲気」という捉えどころのない概念を評価、比較するにあたっては、いわゆる個人のフィーリングに依るものが大きいと思う一方、視点の切り口としては、(1)学校(2)生徒の2つに分けられると考えていました。

 

切り口

(1)学校


学校の雰囲気は、
・立地
・歴史(や総合的なものから醸し出される「なにか」)
の2つに大きく左右されると思います。

 

立地については、実際に生活をするうえで非常に重要です。大きく分けて都市型/郊外型とあると思いますが、それぞれ学業面/就活面/プライベート面/コスト面でのメリットデメリットを整理し、自分の求めるものに合う学校のロケーションはどこなのか、分析をすることが重要かと思います。

 

歴史については、こう言ってしまうと元も子もありませんが、実際に訪れて感じることが一番です。私も初めてビジネススクールのキャンパスに足を踏み入れた時(イギリスの某校でした)、何とも言えない高揚感とともに、歴史の重み、力強さを感じました(ちなみに、その学校は面接で落ちました…)。

 

(2)生徒


実際にそのビジネススクールに通っている生徒、または通っていたOBOGは、学校の雰囲気を体現している存在といえるでしょう。ビジット、イベント、Skype等を駆使し、可能な限り色々な人と話してみると、学校の雰囲気がつかめてくるはずです。

 

在校生やOBOGとのコミュニケーションを通じて、アプリケーションに必要な鮮度の高い情報を入手することも大切です。それに加えて、雰囲気の比較という観点から、単純に「話していて楽しいか、わくわくするか」「ノリが合うか」ということも私は重視していました。

 

いずれにせよ、母数が少ないと受ける印象が偏ってしまう可能性があるので、特に志望度の高い学校については、なるべく多くの人とコミュニケーションを取ることをお勧めいたします。

 

昨今のコロナウイルスの影響で、ビジットやイベントへの参加は難しいと思います。一方で、SkypeやZoomといったツールを使えば、このような状況下でも在校生やOBOGとコミュニケーションを取ることは可能です。ぜひ、皆様にとって「雰囲気」がマッチした学校を見つけられることを願っております。