CPA + MBA in Chicago

純ドメ会計士がChicago Booth Class of 2021で感じたことを記録するブログ

The Study of Behavioral Economics/Operations Management Week 3

昨日は行動経済学とオペレーションズのクラスがありました。早いもので全体の1/3が終了したことになります。

 

 

The Study of Behavioral Economics

今回のテーマはSelf-ControlとPresent-Biased Preference。この問題を端的に表すと、「なぜ人は現在と将来のトレードオフを考えたときに、誤った決定をしてしまうのか」。

ダイエット中の人が誘惑に負けてケーキを食べて後で後悔したり、決心してジムに入会したのに続かなかったり。誰しも当てはまるこの問題は、以下2つの観点から整理できます。

  • 将来の事象を現在に割り引いて考えるとき、高い割引率が適用される
  • 現在と将来を比較(今日と1週間後)したときと、将来とさらに将来を比較(3週間後と4週間後)したときでは、感じ方が異なる

上記2つの概念を取り込んだより現実的な行動モデルが説明され、現実世界での具体例が紹介された後、どうこのバイアスと付き合うか、というTipsがまとめられて、3時間の講義が終了。

 

 

Operations Management

今回のテーマはFinancial Flow Analysis。前回、前々回と学んできたOperationsの基本概念を用いて、どこをどう改善すると、財務数値にどう影響するのか。良かれと思ってやったオペレーション改善が、ボトムラインの悪化につながってしまうケースなど、ケースディスカッションを通じて理解を深めました。

授業の構成が本当に素晴らしく、いつも自分のグループが準備したことの数段深いところまで、丁寧に気づきを与えてくれます(自分たちの検討が浅いということでもありますが…)。

最終的には、扱ったケースの内容を落とし込んだモデルが紹介され、どのレバーをどう変化させるとどう財務数値に影響が出るのかが一目瞭然となりました。非常にパワフルなツールを学ぶことが出来たと同時に、オペレーションマネジメントの重要性を実感できた素晴らしい授業でした。

 

 

今学期のクラスのサイクルにも慣れてきて、少しづつ勉強にも余裕が出てきました。幸いグループワークのチームメンバーにも恵まれ、ストレスなく、楽しく毎日が過ごせています(コンフォートゾーンを脱出出来ていないだけかもしれませんが…)。

このブログのエントリーも、今回のように授業の内容を整理することに加えて、何かしら授業の内容以外の気づきを整理する場にも利用できたらと考えています。