CPA + MBA in Chicago

純ドメ会計士がChicago Booth Class of 2021で感じたことを記録するブログ

Corporation Finance Week 2

Corp FinのWeek 2が先ほど終わりました。

 

ハーバードのケースを用いて、NPV算定のために必要な割引率をどう設定するのか、どのデータを使って算定すればいいのか、その根拠は何か、クラスディスカッションで理解を深めていきました。

 

ケースディスカッションを通じて、自分の理解が不足している点や、勘違いして理解していた点、「教科書ではこうだけど実務だとこう」というポイントが非常に明確になり、改めて(今更ですが)ケーススタディもいいものだなぁと思ったりしました。

個人的にはFinanceのようなテクニカルな教科ほど、レクチャーを受けると何となく分かった気になってしまうのと、「結局どうなんだっけ」という手触り感が薄くなってしまうので、ケーススタディをゴリゴリやっていきたいタイプです。

幸いこのCorp Finの授業はほぼ毎週ケースディスカッションがアサインされているので、今後も気合を入れて取り組んでいきたいと思います。

 

 

少し話題は変わりますが、ここ最近New Venture StrategyやTechnology Strategyなど、ベンチャーやスタートアップに関する授業を複数履修する中で、自分の中で起業・アントレに関する興味がどんどん大きくなってきました。次の学期も継続してEntrepreneurshipに関する授業を履修し、可能であればEntrepreneurshipのConcentration取得を目指そうと考えています。

その中で一つ考えているのが、スタートアップ・ベンチャービジネスファイナンスの掛け算で学習できるコースです。PE/VC側ではなく、アントレプレナー/スタートアップ側の財務戦略やファイナンス、ファンディングについて学習できたら、と思っているのですが…なにかいいコースがないか、この週末少しリサーチしてみようと思います。

 

New Venture Strategy Week 2

今日はNew Venture Strategy Week 2でした。テーマはGoalとStrategy。

 

Goal/Strategy/Executionの違いといった普遍的なテーマからスタートし、途中ナポレオンを主人公にしたインクラスケースディスカッション(中世フランスの戦争がテーマで、ほぼ読みこなせなかった…)を行いました。

そこでナポレオンが取った行動から、現代のアントレプレナーにも通じる、有効な戦略を作るためのフレームワークを学び、最後は「IKIGAI」やビジネスのそもそもの目的についてディスカッションをして、前半が終了。

 

ここまででも既に盛りだくさんですが、後半の1時間は、Craigslistのファウンダー、Craig Newmark氏をゲストスピーカーに招いてのQ&Aセッションが行われました。

Craig氏は現在慈善事業家としても活動しており、Wikipediaによると2018年までの寄付総額は143million USD、正に億万長者であり、素晴らしい起業家です。そんな彼に直接質問ができるとあって、チャットには山のように質問が投稿されましたが、なんと幸運にも私の質問が選ばれ、質問をぶつける機会に恵まれました。

 

私の質問は、「Craigslistを始めた25年前から、ここまでCraigslistが大きくなるビジョンはあったのか」

彼の答えは「そういったビジョンは持っていない。ただ、皆のために何か良いことをする。それだけに従ってやってきた。これはCraigslistにとってのDNA。それが上手くいった。それだけ。」

 

彼の回答を聞きながら、これこそが正に彼にとってのGoalなんだろうと感じました。

 

 来週はケーススタディを通じて、より具体的なVenture Strategyのフレームワークを学ぶとともに、Final Presentationに向けたグループワークも本格化してきそうです。こちらも、進捗が見られたらここで整理していきたいと思います。

The Study of Behavioral Economics/Operations Management Week 2

今日はThe Study of Behavioral Economicsと、Operations ManagementのWeek 2でした。

相変わらず非常に面白かったのですが、特にOperations Managementの授業は面白すぎて感動すら覚えました。

 

 

The Study of Behavioral Economics

今日のテーマはプロスペクト理論

なぜ人間は小さいリスクを過度に気にしてしまい、結果として(経済学上)不合理な行動をしてしまうのか。様々な例を元に確認していきました。

個人的には、教授自身が研究に携わっていたゴルフパットの例が印象的でした。

  • 同じ一打であるが、バーディパットよりもパーパットのほうがプレッシャーがかかり、アグレッシブなプレイになりやすい
  • パーパットを外すと「ボギー」という損失評価になるため、損失を回避したいというバイアスが発生する
  • 同様の理由で、ボギー→バーディという2ホールよりも、パー→パーの2ホールのほうが感じる利得は大きい(ボギーという1打の損失は、バーディという1打の利得よりも過大評価される)

 

加えて、プロスペクト理論を上手く活用し、実生活やビジネスに活かす例を確認しました。例えば、損失を強調したほうがインパクトが残りやすい、期待値をコントロールして損失に感じさせないようにする、といったテクニックはよく語られるところです。加えて、「本当にその活用方法は倫理的か」というところまで踏み込んでディスカッションをしたのが印象的でした。

従業員の期待値をコントロールするために、真実ではない業績目標や競合の状況を伝えていいのか。

過度に不安を煽り、損失を印象付けるメッセージをだしていいのか。

勿論答えはNOですが、その線引きは難しいところです。

 

 

Operations Management

今日のテーマはCapacity Control。いわゆるボトルネックを見つけ、改善するプロセスについて、ケースディスカッションを元に学びました。

ケースについてはグループで取り組み、事前に予習をバッチリしてケースライティングも提出済みなので、グループディスカッションではその答え合わせをしながらポイントを確認するのかな、と考えていたのですが、いい意味で裏切られました。

単にボトルネックの生産能力を増強させるだけではなく、従業人のシフトを最適化したらどうなるか。資材の保管場所を増やしたらどうなるのか。

グラフや数値を使って非常に明確に解説してもらい、如何に自分のオペレーション改善に対する視野が狭かったかを痛感しました。

 

ケースのまとめとして、ボトルネックの改善プロセスや、投資意思決定プロセスについての示唆を引き出して、授業は終了。

オペレーションについて考えることの面白さ、幅広さ、奥深さについて、少しづつですが理解が深まってきた感覚があります。早くも来週の授業が楽しみです。

 

 

明日はNew Venture Strategyの授業です。ゲストスピーカーとして、Craigslistのファウンダーが来て下さるそうで、可能であれば直接質問をぶつけてみたいと思います。

 

 

Corporation Finance Week 1と、Winter Quarterの所感

昨日はCorporation Financeの初回クラスがあり、これで一通りWinter Quarterの初回のクラスを受け終わったことになります。

 

 

Corporation Finance

Week 1ということで、お決まりのイントロと、NPV、FCF、割引率の基礎的な考え方について。

クラスが20人未満と比較的少人数で、私のようにファイナンス初学者レベルが約半分、ファイナンスバックグラウンドが約半分と全体のバランスも良く、ディスカッションに気軽に参加して学びを得ていけそうな雰囲気がありました。

Week 2からはWACC、APVと内容もグッと本格的になるので、引き続き気を引き締めて予習していこうと思います。

 

因みにフォーマットとしては、約1.5時間のPre-record lectureで理論や計算を押さえ、約1.5時間のZoomの授業で毎週課題となっているケースについてディスカッションを行う流れです。個人的にはこのフォーマットが好きなので、ありがたい限り。

 

 

Winter Quarterの所感

まだWeek 1が終わった段階ですが、所感としては、今回も想像以上に面白く、興味深いクラスが履修できて既に満足といったところです。

どのクラスも良さがあって素晴らしいのですが、特にNew Venture StrategyはBooth2年間のハイライトになりそうな予感があるので、気合を入れて学習していこうと思った次第です。

 

 

今日は土曜日で授業やチームミーティングもなく、ひたすら集中してWeek 2の予習を進めていました。

まだ全体的なペースや、各クラスのやり方になじめていない部分があり、思っていたよりも効率が上がっていない感覚があります。幸い、致命的に進捗が遅れているわけではないので、明日も引き続き集中しつつ、徐々にペースをつかんでいけたらと思っています。

New Venture Strategy Week 1

本日は、個人的に今学期最も楽しみにしていた授業、New Venture Strategyの初回でした。

結論、まだ初回ですが取り敢えず最高でした。少しでもEntrepreneurshipに興味があるのであれば絶対履修するべきですし、コンサルや大企業を次のキャリアに据えている人にも学びが多そうだと感じました(実際教授がそのように明言しています)。

 

3時間のうち、初めの1時間がイントロ、次の1時間がEntrepreneur/Strategic Thinkerについての概要、最後の1時間がゲストスピーカーを招いてのQ&A(起業家かつ複数の大企業Board Memberを兼任)と、初回から盛り沢山でした。

 

特に印象に残った学びを羅列すると

  • Entrepreneurのみならず、すべてのビジネスパーソンに必須のスキルは①読み書き②ファイナンス③デジタル(なので、Ruby on RailsでWebアプリケーションを作成する課題があります…)
  • 常にFlip the mapで考えること。顧客視点、競合視点、規制視点を持つ
  • 過去から学ぶこと
  • Entrepreneurたるもの、椅子に座っているのではなく、現場に出て目で見ること
  • 良い質問をすること
  • ヤマ勘ではなく、理論的に、確率的に物事を捉えること
  • 短期的なゴールに囚われないこと
  • 喋るより聴くこと
  • これだと思う道が見えたとき、一度ステップバックして、もう一度自分に「これでいいか」問いかけてみる
  • Entrepreneurshipとは、CareerではなくState of mind(これをゲストスピーカーが言ったとき教授が大きくうなずいて拍手をしていました)
  • Uncertaintyな世の中で必要なことは①Resilience②Agility

 

今日は初回ということで、「Entrepreneurとはかくあるべき」的な話題が大部分を占めていましたが、来週以降はスタートアップビジネスに関するより実践的な内容になっていきそうで、非常に楽しみです。

 

一方で、教授が「Boothの2年間でもしかすると最も大変な授業かもしれない」と授業中チラッと言っていたように、来週から課題がモリモリなので、心して取り掛かろうと思います笑

The Study of Behavioral Economics/Operations Management Week 1

いよいよ今日からWinter Quarterの授業が始まりました。

初日はThe Study of Behavioral EconomicsとOperations Managementの一日二コマ。いきなり6時間の授業に体と頭が耐えられるか不安でしたが、結論から言うと杞憂でした (というより、授業の面白さに助けられました)。

 

 

The Study of Behavioral Economics

今日は初回の授業ということで、イントロダクションと、Behavioral Economicsの発展の歴史、Behavioral Economicsで基本となる3つのHeuristics/Biasesと、Prospect Theoryの導入について。

教授が非常に情熱的、かつインタラクティブに授業を進めてくれるので、あっという間の3時間でした。

これからは毎週異なるテーマを取り扱いながら、関連する論文を1本リーディング課題として読んでいくとのこと。私自身が興味を持っている行動経済学の学術的側面を幅広くカバーしてくれそうで、早くも来週の授業が楽しみになりました。

 

 

Operations Management

こちらも、今日は初回の授業ということで、イントロダクションと、基本的なOperations Managementの考え方、適用範囲、重要な4つの指標(Throughput, Inventory, Cycle Time, Capacity)について。

Operationsを教える教授は何名かいるのですが、その中でもこのOzan教授はダントツに評判が良い人気教授です。Operationsという、地味に捉えられがちな分野について、ここまでVividに、分かりやすく、面白く教えることが出来るのか、といい意味で驚きました。

特に印象的だったのが、以下の2つです。

  1. Operationsは、工場のラインのことについてのみ適用されるものではない
  2. Operations Managementの目的は、コスト削減だけではない

Operationsは、Operationsと聞いてパッと想像できる工場の組立ラインについてだけ適用されるものではなく、病院などのサービス業からソーシャルメディア運営まで、極めて応用範囲の広い概念だということを学びました。

加えて、Operations Managementの目的は、コスト削減だけではなく、プロダクトのクオリティ向上や、製造過程のフレキシビリティ向上、サービスの提供時間削減といった目的にも資するということ、Operations Managementの目的と、戦略上、マーケティング上の目的は整合している必要があることを学びました。

想像よりも格段に応用範囲の広い学びが得られそうで、こちらも非常に楽しみな授業になりました。

 

 

明日、明後日と授業が続くので、引き続きエントリーにまとめながら整理していけたらと思います。

 

Corporation Finance/New Venture Strategy Week 1 予習 その2

昨日、今日も引き続きCorp FinとNVSの予習を進め、一通りWeek 1の授業の予習を終わらすことが出来ました。

明日からいよいよ授業が始まるので、スタートダッシュを駆ける意味で、授業が始まる前までに一通りWeek 1の予習を終わらせられればと思っていました。無事、計画通りに予習が完了出来て一安心です。

 

 

Corporation Finance

NPV/Cash Flows/Discount Ratesについて、Pre-record videoを視聴。教科書でざっと確認した知識を、video lectureでより深掘りするような内容で、より理解が深まりました。

加えて、課題になっていたReading articlesを読み進めました。AmazonのValuationについてと、Low interest rates環境下におけるDCFの適用について。

 

Week 1の予習を進めて感じたのは、先学期履修したInvestmentsに比べて、Corp Finのほうがより自分の興味関心に近く、学んでいて単純に楽しいということです。

一年生の時にはファイナンス全般に全く興味がなく、ファイナンスの基礎科目 (Introductory Finance)を履修し卒業要件を満たして終わりにしようと考えていました。結局思い直してInvestments→Corp Finと流れでファイナンスの全体像を履修していますが、今となってはこれで良かったと強く思います。

MBA中の興味関心の移り変わりをすぐに自信の学習計画に反映することができるのも、Boothのフレキシブルなカリキュラムの優れている点だと感じています。

 

 

New Venture Strategy

「世の中の課題に対する解決策」というミニエッセイについて、まとめてイントラネットに提出。

ミニエッセイの提出先がスレッドになっていて、他の学生の投稿も見れるのですが、本当にバラエティ豊かで、これからどんな議論ができるのか今から楽しみです。

 

 

明日は午前中にThe Study of Behavioral Economics、午後にOperations Managementと、初めての一日二コマです。疲れそうですが、頑張って集中していきたいと思います。まずは、8時30分の授業に寝坊しないよう、早く起きるところから…笑