CPA + MBA in Chicago

純ドメ会計士がChicago Booth Class of 2021で感じたことを記録するブログ

Ambidextrous Leadership: Reflection Paper

昨日に引き続き、今学期履修しているmini course" Ambidextrous Leadership"についてです。

来週でこの講義も最後ということで、任意にはなりますが、この授業で学んだことを自身で振り返るために、1-2 pagesでReflection Paperを作成し提出することが出来ます。

せっかくですので、Reflection Paper用に与えられたお題と、実際の私の振り返りについてまとめてみようと思います。

 

What character have you been experimenting with?

私が最近意識して取り組んでいたのは、「Risk taker」というcharacter像です。

私は元来、人の話を聞くこと、チームメンバーから意見を引き出してまとめること、散らばったタスクを整理することには長けていると感じていました。一方で、Initiativeを取ってプロジェクトを進めていくこと、ある時にはリスクを取って物事を前に進めることには苦手意識を感じていました。

そういった感覚から、ぜひこのMBAという環境を活かして、「自分がゼロからなにかを提案してみること」「自分が一番に何かを推し進めてみること」「チームメンバーを信じて、自分からリスクを取ってみること」を"実験"してみようと決めました。

 

What experiments have you tried, or plan to try?

今学期履修していたTechnology StrategyのGroup Workを、新しいCharacterを試す機会として設定しました。

Group Workでは、毎週設定されたケースリーディング課題を元に、GroupでWrite-upを作成し、提出する必要があります。普段であれば、ネイティブのメンバーに主導権を握ってもらい、自分は後から気づいた部分を付け足してみたり、あるいはアドミ的な部分でチームに貢献することが多かったです。自分にリスクはほとんどないですが、自分のバリューも少なかったと思います。また、自分が主体的にプロジェクトを進めている感覚も少なかったです。

今回、Technology StrategyのGroup Workでは、私が率先してWrite-upのドラフトを担当するようにしました。当然、私の理解や論点がズレていたら、チームメンバー全体に迷惑がかかるというリスクはあります(実際、あったと思います)。それよりも、チームの議論を前に進めること、自分が主体的にゼロからドラフトを提案してみること、を重視してみました。

 

What successes have you experienced in these experiments?

結果、2つの大きなTakeawaysがありました。一つ目は、グループワークの進捗が普段よりも効率的になったことです。今までだと、ぎりぎりまで誰も動き出さず、直前になってチームメンバーがバタバタと作業を始め、文章の上手いネイティブが何とか形にして提出、というパターンもありました。一方で、ノンネイティブの私が作成したものでも、ドラフトがあると議論や進め方のベースになるようで、結果不効率な議論や手戻りがなくなりました。二つ目は、単純にチームメンバーから感謝されるようになりました笑

 

What challenges have you encountered in your experiments?

チャレンジとしては、自身でゼロからドラフトを作ることになるので、普段よりもコミットは多くなりました(事前のケースの読み込みや、ドラフトの作成時間など)。ただし、上記のように良いことも多かったので、特に負担には感じていませんでしたし、コンテンツをまとめることが結果自分の勉強にもなったので、トータルとしては良かったと思います。本当のチャレンジは、「自分のドラフトのせいでチームメンバー全体の成績の足を引っ張ってしまったらどうしよう」というプレッシャーを常に感じることでした。一方で、このプレッシャーは、チームメンバーを信じること、チームメンバーの意見や強みを引き出すことで緩和されるとも感じました。

 

今後も、「Risk taker」というCharacterについては、積極的にMBA生活の中で実験を繰り返してみようと考えています。

Ambidextrous Leadership: まとめ

今学期履修しているmini course "Ambidextrous Leadership" の総まとめとして、来週月曜日までにReflection Paper (1-2 pages)を提出する必要があります。

良い機会なので、どんなことを学んできたのか、Reflection Paperにどんなことを書いていくのか、この場を使ってドラフトしてみたいと思います。

 

まず、このCourseで何度も提示された"A Leadership Metaphor: The Theater Stage"から振り返ってみます。Harry Davis教授は、自身のLeadershipをTheather Stageにたとえ、AudienceやSituationごとに、登場させるCharactersを絶えず変化させる必要がある、と教えてくれました。

また、Leadershipを"Peach vs Onion"という印象的な例えで説明してくれました。Peachは中心に種(=Core)があり、その周りを果肉が囲んでいます。一方で、Onionには芯がなく、いくつもの層が重なり合って構成されています。そして、このCourseで目標とするAmbidextrous Leadershipは、Onionのように複数のCharactersで構成されるべきだ、と。

この考え方は、私にとって正にEye-Openingなリーダー像でした。なにか一つのリーダー像を突き詰めるのではなく、場面や相手によってリーダー像を適切に使い分ける"Agile Leader"であるべきという考え方は、今まで漠然と「自分はこんなリーダーシップが向いているだろうなぁ」と思い込んでいた自分を改める良いきっかけになりました。

 

次に、このようなリーダー像を踏まえ、自分に常に問いかけるべき4つのQuestionsがWeek 4のLectureで提示されました。

  1. 自分は、異なる状況、相手に対応できるだけの十分なキャラクターを備えているか
  2. そのキャラクターは、十分なダイバーシティを備えており、意味のある組み合わせであるか
  3. それらのキャラクターは、自身のTheater Stageに適切に登場させられているか
  4. 相手や状況に応じて、Theatehr StageをリセットできるAgilityを備えているか

特に4番目の質問については、自信を持ってYesと答えられるビジネスパーソンがどれくらいいるのでしょうか。非常にレベルの高いリーダーシップ像であると感じると同時に、昨今の変化の速いビジネス環境においてはある意味必須の感覚であるとも思いました。

 

最後に、この授業のテーマであるAmbidextrous Leadershipを身に着けるためのFramework "Learning from Experience Framework"が紹介されました。これは、LeadershipはLifelong-LearningであるとのHarry Davis教授の信念のもと、普段の生活や場面の中で身に着けたいLeadership/Charactersを"実験"しながら、自身の引き出しを増やしていく、という考え方です。

そして、今私がいるMBAという環境は、この"実験"にうってつけの環境であると強く思いました。これからどれだけの機会があるか分かりませんが、MBAという特殊な環境を使い倒し、後悔の無いように有意義な"実験"をしていけたら、と思います。

 

明日は、実際にReflection Paperのお題と、どんなことを自分が学んできたのか、ドラフトしながらご紹介できればと思います。

 

Managing in Organizations Week 8: Corporate Culture

今日はManaging in OrganizationsのWeek 8のlectureがありました。テーマはPassive Influenceで、特にCorporate Cultureがどのように企業の成果に結びついていくのか、逆に良くないCorporate Cultureとはどんなものか、Corporate Cultureを作るためにはどんなステップが必要なのか、を学びました。

Cultureを作るステップの中で、AttitudeとBehaviorのズレを意味するCognitive Dissonanceという考え方と、Cognitive Dissonanceを解消するために、自身のBehaviorが翻ってAttitudeに影響を与えるという流れが興味深かったです。例えば、口にペンを加えて笑顔の形を強制的に作ると、よりジョークが面白く感じる(通常であれば面白く感じて笑顔になるが、笑顔というBehaviorを強制的に作ることにより、ジョークが面白く感じるというAttitudeに返っていく)など。

 

授業後は、Booth日本人在校生主催で、日本人受験生向けの学校説明会がありました。私もパネリストとして登壇させて頂き、そのあとのチャットも含めていろいろお話をさせて頂きました。R2の方はこれからエッセイ等忙しくなってくるかと思いますが、ぜひ在校生のリソースを使い倒していただき、志望校から合格を勝ち取って頂ければと思います。そして、願わくばBoothにもぜひご応募いただけると、Booth在校生としてこれほど嬉しいことはありません。

 

明日から週末です。今日はいつもよりゆっくり寝て、また来週の授業の復習を頑張っていこうと思います。と言いつつ、息子か娘が起きたら強制的に起こされてしまうのですが。。。笑

 

今日もお疲れ様でした。

 

 

Competitive Strategy Week 8: Nintendo "Power Play"

今日はCompetitive StrategyのWeek 8 lectureがありました。テーマはNetwork EffectsとMulti-sided Platforms。Technology Strategyでも同様のテーマを扱っていますが、それだけNetwork EffectsやPlatform Business Modelが昨今のビジネスで重要であるということなのでしょう。Technology Strategyでは様々なフレームワークを学んでNetwork Effectsを整理しますが、Competitive Strategyではゲーム理論を用いてNetwork Effectsを整理していきました。Network Effectsの講義は来週も続くので、非常に楽しみです。

ケースはLinkedInとNintendo。特にNintendoのケースは、ここまで日本の企業がしっかり取り上げられることも珍しかったので、印象深いディスカッションになりました(ちなみに、コールドコールはされませんでした。。。笑)。

 

授業の後は妻と息子とお散歩。娘はPre Schoolです。先週まで20度越えの気温でしたが、今日は10度前後。それでも、日差しの中歩くのは非常に気持ちよかったです。シカゴの冬は厳しいので、外の気温を楽しめるときに楽しんでおきたいですね。

 

そのあとは、Investmentsの宿題を終わらせ、夕ご飯を食べて、娘と息子をお風呂に入れたら、あっという間に一日が終わりです。

 

明日は、Boothの日本人受験生向け学校説明会です。私もパネリスト&チャットメンバーとして参加します。少しでも多くの人に魅力を感じてもらえるように、頑張ろうと思います。

 

今日もお疲れ様でした。

Technology Strategy Week 8: Adobe Experience Cloud

今朝はTechnology StrategyのWeek 8 lectureがありました。ケースのテーマはAdobeで、どのようにAdobeがソフトウェア会社から、SaaS・プラットフォームビジネスへ移行していったのか、AdobeのCompetitive Advantageの源泉がどのように変化していったのかを、HBSのケースや、関連する記事等を元にディスカッションしました。Technology Strategyは戦略の上級クラスと位置付けられており、扱う内容は難解なものが多いですが、その分学びも多く、来週で授業が最後なのが寂しいくらいです。

来週のテーマはIoT/VR/AR/MRで、ディスカッションのテーマはMicrosoft HoloLens (SmartGlass)。テーマが最新すぎてまだケースがないので、関連する記事や文献を元にディスカッションするそうです。今日の授業の最後に、導入としてHoloLens2のデモビデオを見ましたが、想像以上に未来感があってびっくりしました。まったく新しいコンセプトの製品についての戦略を議論するという、授業のラストにふさわしい内容ですので、頑張って取り組んでいこうと思います。

 

授業の後はInvestmentsのWeek 9の予習。オプションの価格算定について、特にブラックショールズモデルの導入部分と、今まで学んだことを用いたヘッジの具体例、International Investmentsなどなど、最終回にふさわしく、盛り沢山の内容でした。まだBid中ですが、Winter Quarterではこの講義を前提としてCorporate Financeの授業を履修したいと思っています。せっかくChicago Boothで学んでいるので、引き続きFinanceの分野については、注力して勉強していくつもりです(と言いつつ、あまり専門的なところまでは踏み込めていませんが笑)。

 

今日はこれから、明日のCompetitive Strategyの内容を確認すれば概ね完了です。扱うケースがNintendoなので、日本人の自分ががっつりコールドコールされる可能性を懸念し、いつもよりしっかり目に予習しています笑

 

全然関係ないのですが、昨日の夜Netflixで偶々見た「Holidate」がなかなか面白く、今日も似たようなテイストの映画があれば英語の勉強も兼ねて見たいと思っています(ただし、そのせいで昨日寝たのが午前2時でした。。。ほどほどにしないとですね)。

 

www.netflix.com

 

今日もお疲れ様でした。

Ambidextrous Leadership: Strategies for Agility

今日は娘もPre Schoolに行き、一週間で一番勉強が捗る曜日です。

明日のTechnology Strategyの予習、明後日のCompetitive Strategyの予習、金曜日のManaging in Organizationsの予習と課題まで頑張って終わらせました。これで明日はInvestmentsの予習に集中できそうです。

 

今日は12時から13時まで、Harry Davis教授が主催するLeadershipのmini course「Ambidextrous Leadership」の4回目「Strategies for Agility」がありました。

これまでの講義で学んだことを踏まえ、状況や聞き手、立場、組織などに応じて、Characteristicsを組み替えて最適なLeader像を作り上げていく流れを学びました。

私がHarry Davis教授を大好きだということもありますが、このmini courseは学びが非常に多く、また隔週で気軽に受講できるので、非常に気に入っています。

来週までに2-page maxでSelf Reflection Paperを提出する必要があります。特に採点やコメント等は無いそう(無料でかつオープンコースということもあり、アラムナイ含めて数百人が受講しているそうです)ですが、正に自分自身の振り返りのためにも、しっかりPaperを書いて提出しようと思います。

 

先ほど娘と息子とお風呂に入ってさっぱりしたので、明日提出のTechnology StrategyのGroup Write Upの仕上げをして、さらに余力があればInvestmentsの教科書くらいは読んでおこうと思います。

 

今日もお疲れ様でした。

Booth MBA 2nd-yearの1週間:月曜日(11/9)

先週の火曜日から日記をつけ始めたので、もう一週間が経ったことになります。時の流れは速いです。当初はとりあえず一週間、と思っていましたが、自分自身の振り返りとして、可能な限りブログは毎日更新してみようと考えています。

 

今日は午後からInvestmentsの講義。既に宿題は提出し終わっていたので、特に予習はありません。なので、午前中に妻とシカゴ美術館に行ってきました。お目当ては特別展のモネコレクション。私も妻も美術館のメンバーシップに登録しているのですが、朝10時から11時は会員限定で入場できる設定になっており、私たちはその時間を狙って10時ちょうどに入場。いつもよりもさらに快適に鑑賞することが出来ました。

久しぶりにシカゴ美術館に行くことが出来たのですが、何度来ても素晴らしいです。膨大すぎるコレクションに圧倒されながら、1時間半色々なエリアをつまみ食い。お昼前には引き上げて、Chipotleでお昼ご飯を調達。家に帰って開封してみたら、頼んでいたはずのサラダボウルが1つ足りません。仕方がないので電話したのですが、滅茶苦茶リスニングの難易度が高い人が電話に出てしまい、軽くパニックに。。。笑とりあえず「届けることはできない、取りに来てくれ」的なニュアンスは分かったので、もう一度取りに行くことに。まだまだ電話でのリスニングや、英語でクレームを言うのは難しいですね。

 

午後はInvestments。内容はOptionsとForwards。いよいよ来週はWeek9、今学期最後の授業です。ブラックショールズモデルと、最近のトレンドについて学ぶようです。Investmentsは教科書的な授業なので、特に金融バックグラウンドの人には正直あまり人気はない授業ですが笑、個人的には初めて学ぶことも多く、来学期履修しようと思っているCorporate Financeにつながる授業なので、総合的には履修して良かったと感じています。

 

授業後は後輩のケース面接練習の相手をすることに。自分も一年前、試行錯誤しながらケース面接対策をこなしていたことを思い出しました。僕でサポートできることはなんでも還元していこうと強く思います。

 

そのあとは夕ご飯を食べ、Technology Strategyのケースの内容をまとめました。先週同様、まだSlackに動きはないので、明日の午前中にセットアップしてチームメンバーに働きかけてみようと思っています。

 

最後に、明日のManaging in OrganizationsのFinal Group Paper Meetingに向け、自分の分担のアウトラインを簡単にまとめて、今日の勉強は完了です。今日は盛沢山でした。。。。

 

明日は授業もなく、娘もPre Schoolに行くので、一週間で一番勉強が捗る日です。Competitive Strategyのケースのまとめ、Technology Strategyのグループライティングのまとめ、Managing in Organizationsの予習を進めたいと思います。

 

今日もお疲れ様でした。