CPA + MBA in Chicago

純ドメ会計士がChicago Booth Class of 2021で感じたことを記録するブログ

Consulting Lab Kick-off の振り返り

私がBoothで絶対に履修したいと考えていた授業の一つ、Consulting LabのKick-offが先日ありました。Kick-offにも係わらず、非常にTakeawayが多かったため、自身の記録のためにも、Blogにまとめてみようと思います。

 

Consulting Labとは
元Deanで、Booth唯一の必修科目であるLEADを立ち上げたHarry Davis教授が指揮を執るLab course(Experiential Learningに重点を置いた授業)。 10週間のプログラムの中で、A.T.KEARNEYのサポートを受けながら、クライアントに対して実際にコンサルティングを行います。

 

プロジェクトの詳細について
実際のコンサルティングプロジェクトなので、当然具体的な内容はConfidentialですが、


- クラスは35人で、7人一組の計5プロジェクトが同時に進行します
- プロジェクトは、それぞれ業種も違えばテーマも異なります
- 現時点ではテーマもかなりふわっとしていて、いわば問題提起というか、ざっくりとしたハイレベルの相談が来たような状況です。
- チームは、いわゆる「解くべきイシューの設定」から任されています
- データ収集、分析からのインサイト出しを経て、10週目に実際にクライアントへ向けてのプレゼンで終了です。
- チームに一人A.T.KEARNEYからCoachがつき、実際にプロジェクトを遂行していくうえでの業務の相談、アドバイス等を受けられます(ただし、あくまでCoachであり、マネージャーではない。チームメンバーの中からプロジェクトマネジメントをする人を選出せよ、とのこと)。

 

これだけの大掛かりなコンサルティングプロジェクトを、KEARNEYのサポートを受けながら、いわば学生の身分で、自身の学習機会として利用することが出来る、こんな贅沢なことはないと感じました。
これだけでも、Boothに来た価値があります。

 

Kick-off
3時間のKick-offは、以下3セクションに大きく分かれていました。
- Harry Davis教授のお話
- A.T.KEARNEYのCoachesによるTraining(Issue Tree作成のCase Study)
- Project teamでのKick-off meeting

それぞれ、内容や感じたことをまとめておきます。

 

- Harry Davis教授のお話
Consulting Labをどのような学習機会として活用してほしいか、10年目を迎えるこのLab courseの歴史とともに説明してくれました。


とにかく教授の醸し出すオーラが半端ではなく、なんだか自分はすごいクラスに来てしまったぞ、という気持ちになり、テンションとモチベーションが強烈に上がりました。

 

この10週間で、自身のBrandingをしてほしい、どのように人とつながることができるか試してほしい、そして、このプロジェクトを楽しんでほしい、とのこと。

 


- A.T.KEARNEYのCoachesによるTraining(Issue Tree作成のCase Study)
A.T.KEARNEYのCoachesにバトンタッチし、より実務よりの内容がプレゼンされました。


プロジェクトを遂行する上でどんなことが大事か、何を学んでほしいか、などの説明を受けた後、短いケースを用いて、どのようにIssue Treeを作成するかの実践練習がありました。


Issue Treeの作成や、いわゆるMECEについては、本を読んで知識は得ていたものの、実際のコンサルタントからレクチャーを受けることで、一段と理解度が深まりました。

 


- Project teamでのKick-off meeting
最後に、この10週間を共にするプロジェクトチームが発表され、さっそく30分のKick-off meetingが設定されました。


まずは、チーム全員で、この10週間どんなことを学びたいか、そのためにチーム全員で何を共通認識として持っておくべきか、1枚にまとめて提出せよとのこと。


といっても、殆どの時間を各人のイントロダクションに用いてしまい、課題はさっくりと話し合って、後日リモートで仕上げようとのことに落ち着きました。


チームメンバーは非常にDiversityに富んでいて、メンバーの半分がインド出身、メンバーの半分がPart-time MBAと、なかなか刺激が多そうなメンバー。全員非常に穏やかで、Collaborativeな印象があり、一安心。これからの10週間が楽しみになりました。

 

これからも、Consulting Labの内容は折に触れて記録していこうと思います。